新規事業や副業を始めるときのコツ(Case2. 帝人)
こんにちは、化学メーカーの中の人です。
皆さんは、会社で新規事業立ち上げを任されたり、
個人で副業を始めたい(始めなければ)という場面になったこと、ありませんか??
僕は、入社3年目くらいまでは、誰か先輩や上司が、
新事業を立上げてくれて、自分はその事業をやっていけばよいのかなと、
なんとなく思っていました。
しかし、年次が上がり、中堅になったある日、上司にこう言われたわけです。
上司『OOくん、我が社が持っているある技術を使って、新事業をつくりたい。
既にチームはつくったから、今日から入ってもらえる?」
僕『はっ、はい・・・』(心中:マジか・・・)
そう、その時は突然来るのです。前ぶれなく、準備無く・・
そのときに、僕が参考にしたのが、同じく製造業で新規事業を立上げていった筆者が
記した『いつも乱戦』です。
<筆者写真。引用:https://www.nikkei.com/etc/message.show?et=ERROR&dv=pc&ec=UEFL9998>
・安居 祥策(やすい しょうさく)
・1935年、京都府生まれ
・帝人株式会社社長、会長歴任
・複数の新規事業立ち上げや、海外展開(外資との合弁企業設立等)に貢献
そして、この考え方は、個人ビジネス(副業)にも役立ちます。
ビジネスの考え方は、主が会社であろうと、個人であろうと、共通するからです。
例えば、個人に置き換えると、以下のようなチェックポイントが考えられます。
・本業で培った経験やスキルを活用できないか?
・本業で得られた人脈や資金を活用できないか?
・世の中のヒトが、注目している話題や、流行の話題は何か?
そこから、どのようなニーズや需要が考えられるか?
・そのニーズのボリューム感はどれくらいか?大きい?小さい?
・そのニーズはどれくらい伸びていくのか?将来の成長性は?
このようなポイントを考える事で、一発で終わらせずに、
個人ビジネスを長く進めることができます。
皆さんも、ビジネスを始めるまえに、5分でも構いません。
頭をひねってみては、いかがでしょうか?
感想、コメント大歓迎です!是非、あなたの声を聞かせてくださいーー。
以上
優れたリーダーは、みな小心者だった。(Case1. ブリヂストン)
こんにちは、化学メーカーの中の人です。
新卒で化学メーカーに入社し、数年が経ちました。
上司に合わなかったり、仕事が無くてヒマすぎて死にそうになったり、
そのくせ、ちょっとした仕事なのに失敗して叱られたり、
散々な新人時代を送ってました。
その中で、自分を救ってくれたのは、同じくメーカーの大先輩が書かれた本を読み、
仕事の教訓や疑似体験をすることでした。
これにより、仕事力の底上げと、モチベーションをアップできました。
そこで、かつての自分と同じように、仕事に悩む方を少しでも減らしたいと思い、
過去500冊くらい読んだなかから、とっておきの役立つ書籍をご紹介したいと、
思っています!
まず、第一冊目は、『優れたリーダーはみな小心者である。』です!
・荒川 詔四(あらかわ しょうし)
・1944年、山形県生まれ
・株式会社ブリヂストン社長、会長歴任
・主に海外事業を手掛け、同社の海外展開に貢献
トップ企業の経営者が、これほど赤裸裸に、過去の体験談を披露し、「リーダー論」まで率直に語る書は珍しい。本書の前半で語られる、入社2年目でのタイ工場でのエピソードが筆者の会社生活で分岐点になった。
<筆者写真。引用:https://221616.com/car-topics/20070131-a31846/>
<筆者エピソード>
1960年代後半、入社して2年目と若く、期待され、単身でタイ赴任。しかし、現場では、在庫管理が混乱し、在庫が積上っていた。タイ人スタッフは言う事を聞かず、上司に助けを求めても、「それはお前の仕事だろ!」と突き放される。異国で孤立無援の状況。究極のストレスフル状況下、そこで、筆者は、目の前の課題に逃げず、正面から取り組み、解決していく・・・
<ここから学べる事>
1. 逃げクセをつけるな!
ヒトのせい、環境のせいにして、逃げることは簡単。でも、
一度逃げると、それがトラウマになって、チャレンジできなくなる。
しかも、それが若いときだと、なおさらトラウマが深くなる。
自分ごととして、取り組み、最後までやり切る。原体験とする。
2. やり切れる人間かどうかを、見られている
そもそも難しい課題なので、成功・失敗は紙一重のケースも。
そこで試されるのは、成功・不成功ではなく、最後まで逃げずに、
やり切る覚悟があるか。そこを、上司は見ている。
逃げなければ、勝てるけど、逃げたら、勝てない。
逃げないヒトは、次に課題にぶち当たっても、またチャレンジ出来る。
私は現役サラリーマンで、大企業勤務ですが、大きな組織ほど、
ヒトのせい、環境のせいにする”逃げクセの人”がいます。
僕が思うに、その理由は、
・部門・階層が多く、社内分業化が進んでいるため、責任の所在が曖昧。
・年次主義で、年を取ると、責任追及されることも少ない。
・資金繰りに困っていないため、厳しく追求されない。
から、です。
大きな組織(会社)ほど、このようなフリーライダーは残念ながら存在するもの。
’逃げクセ’思考に入ると、自己成長も無く、アウトプットが出ません。それだけではなく、チームメンバーの士気も多いに下げます。実際に、私はこういう方の部下だったことがあり、モチベがダダ下がりだった経験があります。
・とにかく、逃げクセあるヒトからは離れる
人間は、周りの影響を受けやすい生き物。なによりも、その空気や考えに染められないように、距離をできるだけ置くことが大事になってきます。
・離れられないときは、自分がボールを全て拾う
どうしても職制上、離れられないときは、働かないメンバーに代わって、自分がチームの中心となり、フル回転しましょう。逃げクセがあるヒトは、行動量がほぼないので、その間隙を突いて、自分が手足を動かし、口を動かし、成果を出しましょう。いつの間にか、年次関係無く、自分がチームの中心となり、組織を動かせるようになります。たとえ、足を引っ張られるようになっても、業務に支障でない範囲で、無視し、逆に、上司の上司など話の分かるヒトに事情を共有し、味方になってもらいましょう。やはり、負のエネルギーに対して、自分をサポートしてくれる「正のエネルギー」を得ることが、業務上、及び精神的にも肝要になります。
これだけでなく、若手ビジネスパーソンに役立つ内容満載です。ぜひ、ご一読を!!
感想、コメント大歓迎です!是非、あなたの声を聞かせてくださいーー。
以上