化学メーカーの中の人

事業会社(化学メーカー)で、入社数年目、中堅サラリーマン。国内外の法人営業、予算立案、需給、新規ビジネス立案を経験。趣味は、読書年間100冊以上(ビジネス系、歴史系)、テレビ(ビジネス系、お笑い)、グルメ(ビール、外食)。

優れたリーダーは、みな小心者だった。(Case1. ブリヂストン)

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こんにちは、化学メーカーの中の人です。

 

 

新卒で化学メーカーに入社し、数年が経ちました。

上司に合わなかったり、仕事が無くてヒマすぎて死にそうになったり、

そのくせ、ちょっとした仕事なのに失敗して叱られたり、

散々な新人時代を送ってました。

 

その中で、自分を救ってくれたのは、同じくメーカーの大先輩が書かれた本を読み、

仕事の教訓や疑似体験をすることでした。

これにより、仕事力の底上げと、モチベーションをアップできました。

 

そこで、かつての自分と同じように、仕事に悩む方を少しでも減らしたいと思い、

過去500冊くらい読んだなかから、とっておきの役立つ書籍をご紹介したいと、

思っています!

 

まず、第一冊目は、『優れたリーダーはみな小心者である。』です!

 

優れたリーダーはみな小心者である。

優れたリーダーはみな小心者である。

 
 
 
筆者プロフィール

 

・荒川 詔四(あらかわ しょうし)

・1944年、山形県生まれ

・株式会社ブリヂストン社長、会長歴任 

・主に海外事業を手掛け、同社の海外展開に貢献

  

逃げ道のない場所で、ヒトは鍛えられる

 

トップ企業の経営者が、これほど赤裸裸に、過去の体験談を披露し、「リーダー論」まで率直に語る書は珍しい。本書の前半で語られる、入社2年目でのタイ工場でのエピソードが筆者の会社生活で分岐点になった。

 

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<筆者写真。引用:https://221616.com/car-topics/20070131-a31846/

 

<筆者エピソード>

1960年代後半、入社して2年目と若く、期待され、単身でタイ赴任。しかし、現場では、在庫管理が混乱し、在庫が積上っていた。タイ人スタッフは言う事を聞かず、上司に助けを求めても、「それはお前の仕事だろ!」と突き放される。異国で孤立無援の状況。究極のストレスフル状況下、そこで、筆者は、目の前の課題に逃げず、正面から取り組み、解決していく・・・

 

<ここから学べる事>

1. 逃げクセをつけるな!

 ヒトのせい、環境のせいにして、逃げることは簡単。でも、

 一度逃げると、それがトラウマになって、チャレンジできなくなる。

 しかも、それが若いときだと、なおさらトラウマが深くなる。

 自分ごととして、取り組み、最後までやり切る。原体験とする。

 

2. やり切れる人間かどうかを、見られている

 そもそも難しい課題なので、成功・失敗は紙一重のケースも。

 そこで試されるのは、成功・不成功ではなく、最後まで逃げずに、

 やり切る覚悟があるか。そこを、上司は見ている。

 逃げなければ、勝てるけど、逃げたら、勝てない。

 逃げないヒトは、次に課題にぶち当たっても、またチャレンジ出来る。

  

大企業ほど'逃げクセ'のヒトがいる

 

私は現役サラリーマンで、大企業勤務ですが、大きな組織ほど、

ヒトのせい、環境のせいにする”逃げクセの人”がいます。

僕が思うに、その理由は、

 

・部門・階層が多く、社内分業化が進んでいるため、責任の所在が曖昧。

・年次主義で、年を取ると、責任追及されることも少ない。

・資金繰りに困っていないため、厳しく追求されない。

 

から、です。

 

 

大きな組織(会社)ほど、このようなフリーライダーは残念ながら存在するもの。

 

’逃げクセ’思考に入ると、自己成長も無く、アウトプットが出ません。それだけではなく、チームメンバーの士気も多いに下げます。実際に、私はこういう方の部下だったことがあり、モチベがダダ下がりだった経験があります。

   

どうやったら、’逃げクセ’から逃れられるか?

 

とにかく、逃げクセあるヒトからは離れる

 人間は、周りの影響を受けやすい生き物。なによりも、その空気や考えに染められないように、距離をできるだけ置くことが大事になってきます。

 

離れられないときは、自分がボールを全て拾う

 どうしても職制上、離れられないときは、働かないメンバーに代わって、自分がチームの中心となり、フル回転しましょう。逃げクセがあるヒトは、行動量がほぼないので、その間隙を突いて、自分が手足を動かし、口を動かし、成果を出しましょう。いつの間にか、年次関係無く、自分がチームの中心となり、組織を動かせるようになります。たとえ、足を引っ張られるようになっても、業務に支障でない範囲で、無視し、逆に、上司の上司など話の分かるヒトに事情を共有し、味方になってもらいましょう。やはり、負のエネルギーに対して、自分をサポートしてくれる「正のエネルギー」を得ることが、業務上、及び精神的にも肝要になります。

 

優れたリーダーはみな小心者である。

優れたリーダーはみな小心者である。

 

 

これだけでなく、若手ビジネスパーソンに役立つ内容満載です。ぜひ、ご一読を!!

 

感想、コメント大歓迎です!是非、あなたの声を聞かせてくださいーー。

 

以上